中古車販売、設備投資はいくらまでいい?
2022.04.15
はい、設備投資の妥当性の割り出し方ですね
車屋に限らず過度の設備投資は会社の命運を
左右してしまいますからかなり大事ですね
一方で設備投資がなければ会社は伸びないですしね
ただ指標としてはそれほど頻繁に使わないという
意味では重要性は小さいと言っていいと思います。
これは固定長期適合率という指標で割り出します。
固定長期適合率というのは自己資本と固定負債の
合計額に対して固定資産がどの程度の割合に
なっているのか？この数値です。
なんのこっちゃ？ですよね
事例で説明したほうがわかりやすいですよね
固定長期適合率＝固定資産÷（自己資本＋固定負債）×100なんですよ
仮に固定資産800万、自己資本500万、固定負債300万とした場合
800万÷（500万＋300万）×100なんで固定長期適合率は100％ですよね
固定資産800、自己資本440、固定負債200なら（単位万円）
800÷（440＋200）×100＝125％
固定資産800、自己資本600、固定負債400なら
800÷（600＋400）で80％ですよね
見方ですけどあくまでも一般論として
100～120までは要注意、150くらいだとかなり危ないですよ
ただこの式、注意が必要なんですよ。計算上、自己資本と固定負債の増加
は固定長期適合率の低下となりますが、借入である固定負債の増加は
財務状況に悪影響を与えますのでまずは自己資本と固定資産の減少を
考えた方がいいわけですよ
固定長期適合率が高いということは自己資本と固定負債に比較して
固定資産を多く持っているわけですから、設備投資を考えた時
現有設備でもなんとかなる可能性が高いわけですよ
本当に必要かどうか？考え直したほうがいいケースが多いですね
わかりやすく言うと現有設備をフル稼働させる方向に持って
いくという事ですね。この場合、可処分利益が増えて
自己資本となりますから固定長期適合率を低くすることが
可能となってくるわけですよ。
この指標、経営者としてはこういうのがあると知っておく程度でも
大丈夫です。前回やった売り上げ総利益率ほど大事な指標とも
いえないです
これ以外押さえておいた方がいいのは成長性指標と
キャッシュフローですけどキャッシュフローは
説明しにくいんですよ
ＣＦマージンとか営業ＣＦとかの説明から始めなくちゃ
ならないんでわかりにくいわけですよ
会員さんは例のサポートサイトの月次決算書、数字入力すれば
自動で計算される関数、組んであるんでそっち使って下さい
次回、成長性指標をやってシリーズ,１段落かなあ
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