車屋の社員に不祥事をさせた仕組み
2023.05.19
またもや大手の車屋での不祥事が元従業員の告発で発覚いたしましたね。
今回の不祥事の内容は、お客様のタイヤにわざと釘を刺してパンクさせ、
タイヤの組み換えや交換工賃、タイヤ代を保険会社に請求していたとのこと。
さらにタイヤは保険会社に報告した高級タイヤではなく、
実際は安いタイヤを付けて、その分の差額を不当に得ていたとのこと。
また、整備士のグループＬＩＮＥで
『オイル交換は行ったテイで！』
『完全犯罪しておきます』
などのスクショも出てましたね。
もちろん実際にそれを行った社員も悪いですが、
これは完全に会社側に責任があると私は思います。
圧倒的な数字のノルマだけプレッシャーとして与えてしまい、
それを達成できた人間を評価する。
逆にまじめにやって数字を上げられない社員、
不正は行いたくないという社員を更迭させる。
ということをすることで、
善人を犯罪者にしてしまう仕組みになっているのだと思います。
ミスもそうですが不祥事も起こす原因があるんです。
それが経営者が作る仕組みですよね。
社員に『お前あんな店で働いてるのかよ。』
と後ろ指を指されるような会社にするのは、
どんなに儲かっていても、
どれだけ大きな会社になろうとも、
やりたくないですよね。
『なんの為に会社は存在しているのか』、
『なんの為に働いているのか』
『自分たちがどのような行動をしなければならないのか』
それを社員に浸透させて全員で同じベクトルを向く方法。
会員さんなら知ってますよね。
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